「保管用メタマスクっていくつ作ればいいの?」
「NFT初心者なんだけど、ハードウォレットって必要かな?」
「今使ってるウォレットは保管用にする?それとも購入用にする?」
「保管用ウォレット作ったら、ディスコードのロール付与はどうなるの?」
「SBTはどのウォレットに付けてる??」
などの疑問をお持ちではないですか?
私は、保管用メタマスクを作るときに上のような疑問でめーーーーーっちゃ悩みました!
悩みまくった私は、保管用メタマスク作成の前に、次のことをしました↓
- NinjaDAOの 『#ハッキング駆け込み寺-被害の手口共有』の部屋を読みまくる
- NinjaDAOの検索窓に「メタマスク 保管用」などのキーワードを打ち込んで、過去ログを読みあさる
- NFTに詳しい @コトロックさんにDMして、質問する

半日ぐらいかかりました…w
その経験を元に、この記事では、保管用メタマスクの「使い分けパターン」と「SBTやロールどうしてるの?」ということについて、私なりに考えたことを書き綴っていきます。
この記事に書かれているのは、一個人の考えで、絶対に正しいということはありません。
参考になる部分があれば取り入れていただきながらも、DYOR&自己責任で行動してくださいね。
「最初の5つの疑問の結論を先に知りたい!」という方のために、記事冒頭の5つの疑問に対する私なりの答えを先にざっくりと書いておきますね。
(私の考えであって、絶対正解というわけではないので注意!DYOR&自己責任でお願いします!!)
- 保管用メタマスクはいくつ必要?
→ほとんどのNFT初心者の方は「保管用」と「購入用」の2つで大丈夫だと思います - NFT初心者なんだけど、ハードウォレットは必要なのかな?
→高価なNFTを持っていないのであれば、まだ使わなくていいと思います - 今使ってるウォレットは保管用にする?それとも購入用にする?
→「今使っているのを購入用」「新たに作ったのを保管用」にする方が安心感あります。(私は、今使っているのを保管用にしましたが…w) - 保管用ウォレットを作ったら、DAOのロール付与はどうなるの?
→該当のNFTの入ったウォレットをDAOに繋いで、DAOの運営の方に連絡したらロールは復活すると思います。(私は「信頼できるDAO」の場合には、保管用ウォレットを繋いでいます) - SBTは、どのウォレットに付けてる?
→私は保管用ウォレットにSBTを付けるようにしています。…が、SBTは盗まれることがないので、購入用で集めても問題ないです。(むしろ購入用に付けた方がいいかも)
それぞれの詳細は、記事最後の「メタマスク使い分けでよくある悩み」で紹介しています。
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メタマスクの使い分けパターン
メタマスクの使い分けパターンにはいろんなパターンがあります↓

個人的には、
- NFT初心者でも手軽にできるおすすめの使い分けは②番
- 「ある程度高価なNFTを持っている」「今後NFTコレクションをガチで集めていく」という人のは④ot⑤番
がいいと思っています。
ここでは、②番と⑤番について詳しく見ていきましょう。
【初心者おすすめ】「購入用」と「保管用」に分ける
NFT初心者におすすめなのは、②の【メタマスク2つ作成して「購入用」と「保管用」にする】という使い分け方です。

使い分け | 接続するサイト | メタマスクの中身 |
---|---|---|
購入用 | 初めて使うサイト 普段の購入用 | 必要最小限のイーサリアム 出し入れする予定があるNFT |
保管用 | 基本的には接続しない (どうしても…のときは、信頼できるサイトのみ) | 大事なNFT |
メタマスク2つでOKな人は、以下のような人だと考えています。
- NFT初心者で、まだ多くのコレクションを買っていない
- 高価なNFT(クローンXやCNPなど)を持っていない

私も、今は2つのメタマスクで管理しています
使い方としては
- NFTを購入するときは「購入用」を繋ぐ
- 「購入用」で購入したNFTを「保管用」に送る
- 「保管用」は、信用できる場所以外は繋がない
という感じです。
2つに分けるだけで、ハッキングリスクを大幅に軽減できます。
1つしか持っていない人は、保管用メタマスクを作っておきましょう。
【ロール付与はどうしてる?】

「保管用は信用できるところ以外繋がない」って、どこにも繋がない方が安全なんじゃないの?
理想は「保管用のウォレットはどこにも繋がない」のが安全です。
しかし、NFTを扱っていると、次のような場面に遭遇することがあります。
- 「特定のNFTを◯体持っている人は、アローリスト(優先購入権)もらえる」というコミュニティでのAL配布企画
- 「特定のNFTがウォレットに入っている人は、フリーミントに参加できる」というミント企画
このような場合、次のどちらかをする必要があります。
- 特定のNFTを購入用に移動して、ウォレットを接続する
- 保管用ウォレットを接続する
①特定のNFTを「購入用」に移動するパターン↓

②保管用ウォレットを接続するパターン↓


どっちがいいのかな?
私は、信頼できるコミュニティ(運営元がしっかりしている&多くのコミュニティメンバーが活発に参加している)のロール付与が必要なときは、保管用ウォレットをつなげて利用しています。
ただし、接続するときは「公式のURLを踏んでいるか」「フリーWiFiを使っていないか」「DAOアカウント乗っ取りは起きていなさそうか」など、細心の注意を払っています。

具体的にどんなサイトに接続することがあるのか知りたいな
私は、どうしても必要なときには、以下のようなサイトを「保管用でも接続してもOK」にしています。
- オープンシー
- 信頼できるコミュニティ・DAOのCollab.land
- Revoke Cach、イーサキャッシュの公式サイト、などetc…
※ここは鵜呑みにせずに、DYOR&自己責任で考えてくださいね
とはいえ「基本的に保管用ウォレット接続しない」のが安全ですので、できるだけ接続しないように心がけましょう!
【高価なNFTある人】「購入用」と「保管用」と「ガチ保管用」の3つ
高価なNFTを手に入れた人は、メタマスクを3つに増やして「購入用」「保管用」「ガチ保管用(ハードウォレット使用)」にするのがおすすめです。(…と現段階では思っています)

使い分け | 接続するサイト | メタマスクの中身 |
---|---|---|
購入用 | 初めて使うサイト 普段使うサイトなど | 必要最小限のイーサリアム |
保管用 | 信頼できるサイトのみ (オープンシー、信頼できるDAOなど) | ロール付与用のもの 出し入れする予定があるNFT |
ガチ保管用 (ハードウォレット使用) | 基本接続しない | 大事なNFT 出し入れする予定のないNFT |
使い方としては
- NFTを購入するときは「購入用」を繋ぐ
- 「購入用」で購入したNFTを「保管用」に送る
- ロール付与などに関係するものは「保管用」に入れておく
- 絶対失いたくないNFTは「ガチ保管用」に送る
- 「ガチ保管用」はどこにも繋がない
という感じです。
メタマスクは簡単に増やせるので、自分の持っているNFTの数や価値などに応じて、自分ピッタリのウォレット管理法を考えてみてくださいね。
【応用】メタマスクの使い分けパターン
ここまでは「PC1台でウォレットを管理する使い分けパターン」を紹介しましたが、PCを分ける使い分けパターンもあります。
こちらのおもちさんのツイートがわかりやすいです↓
PCを分けて管理すると、ハッキング被害に合う可能性がグッと下がるので、絶対に守りたいNFTをお持ちの方は検討してみてくださいね。(管理の手間は増えるかもですが…)
メタマスク使い分けでよくある悩み
複数のメタマスク作成でよくある悩み(私が悩んだもの)を紹介します。
「A.答え」については、一個人の考えで、絶対に正しいということではありません。
参考になる部分があれば取り入れていただきながらも、DYOR&自己責任で行動してください!!
- 保管用メタマスクってどうやって作るの?
-
新しいプロファイルを作成して、そこにメタマスクをダウンロードしたらOKです。
保管用メタマスクの作り方は、こちらで詳しく紹介しています↓
あわせて読みたい【初心者向け】NFT保管用にメタマスクを追加する方法|複数ウォレットの作り方 「NFTの保管用にメタマスクを作りたい」「NFT初心者だから、画像たっぷりで教えて欲しい」 と考えている人も多いのではないでしょうか。 この記事では、新しいメタマス… - 保管用メタマスクって、いくつ必要?
-
NFT初心者であれば「保管用」と「購入用」の2つで十分だと思います。
メタマスクやNFTの扱いに慣れてきたら、「こうした方が使いやすい!」という自分なりの考えが出てくると思うので、そのときにメタマスクの数を増やしていきましょう。
- NFT初心者なんだけど、ハードウォレットいるのかな?
-
NFTを始めたばかりであれば、ハードウォレットは必要ないと思います。
高価なNFTを手に入れた段階で、検討してみてはいかがでしょうか。
- 最初に使ってたウォレットは保管用にする?それとも購入用にする?
-
最初に使っていたウォレットを購入用、新たに作ったウォレットを保管用にした方が安心感は高いです。
なぜなら、新ウォレットはどこにも接続しておらず、詐欺サイトを踏んでいる可能性が0だから。
特に理由がない人は、「新ウォレットは保管用」がおすすめです。
最初のウォレットを保管用にしたい人へ私は、最初に使っていたウォレットを保存用にしました。
理由は「すでにSBTが付与されていた」&「保管用ウォレットでSBTを集めたかったから」です。
まるげり
なんとなく保管用に全部集めたくて…
ただ、「もし、最初に使っていたウォレットがすでに詐欺サイトを踏んでいて、情報が抜き取られていたらどうしよう…」という不安もありました。
なので、一応
- Revoke.cashで、すべてのアプルーブを解除
- Debankでこれまで接続履歴を確認して、見に覚えのあるものばかりかどうか確認
ということをしました。
(↑これをすれば絶対に安心というわけではないですが、少しでもリスクは減るかと思って確認しました)
「自分は一度も詐欺サイトを踏んだことがない!」という自信がある方は、最初に使っていたウォレットを保管用にしてもいいかもしれないですね(自己判断で!!)
「Revoke?」「アプルーブ?」という方は、おもちさんのハッキング防止対策のYouTubeを見ると、理解できますよ↓
- 保管用ウォレットにNFTを移したら、DAOで付与されているロールはどうなるの?
-
「該当NFT所有者に付与されるロール」は、NFTを移動した地点でロールがはずれます。
その場合は、
- 「該当NFT」が入った保管用ウォレットをDAOに繋いで、DAOの運営の方に連絡する
- 購入用メタマスクに「該当NFT」を移動する
のどちらかで、ロールが復活すると思います。(詳しくはDAOの運営の方に聴いてくださいね)
マルくん
どっちにしたらいいんだぁ〜!!
一応、私は「信頼できるディスコードには、保管用メタマスクをつないでOK」という自分ルールで、詐欺URLに注意しながら繋いでいます。(自己責任です)
DAOによって、ロール付与の条件が異なるので、自分にはどの方法がいいかを考えて行動しましょう。
- ロール付与・ALリスト認定に必要なNFTはどこに入れたらいいの?
-
これは、一概に「コレがいい!」とは言えないので、それぞれのメリット・デメリットから自分の納得したものを選ぶのがよいでしょう。(プロジェクトごとに条件も違うのでなんとも言えないところですよね…)
①メタマスク2つ・購入用に入れて接続する場合↓
- 保管用ウォレットを繋がなくて済む
- 購入用はいろんなところに接続するので、ハッキングのリスクがある
②メタマスク2つ・保管用に入れて接続する場合↓
- 「NFTの移動」などの手間・ガス代がかからない
- 詐欺サイトに繋いでしまうと、管理用の中身が盗まれるリスクがある
③メタマスク3つ・保管用に入れて接続する場合↓
- ガチホ保管用ウォレットを繋がなくて済む
- PCがウィルス感染した場合、ハッキングのリスクがある
④メタマスク3つ・ガチ保管用に入れて接続する場合↓
- 「NFTを移動する」などの手間・ガス代がかからない
- ハードウォレットを接続するというリスクがある
- 早押しミントのときに、時間がかかるので不利
まるげり
私は今は②、ゆくゆくは③…かな?と考え中です
- SBTはどのウォレットでもらってる?
-
これ気になりますよね…。
人によってそれぞれだと思いますが、私は今のところ「保管用ウォレット」に付けています。
…が、SBT(ソウルバウンドトークン:誰にも受け渡しができないNFT)は人に盗まれることがないものなので、購入用で集めてもいいかもしれないですね。
まとめ:複数ウォレットを作って、防御力を高めよう
複数メタマスクの使い分けについて考察しました。
「メタマスク1つで管理している」という方は、この機会に1つメタマスクを追加して「管理用メタマスク」を作るようにしましょう。
管理用メタマスクの作り方はこちら↓

「私はメタマスクこのように使い分けてるよ!」という意見・アイデア・おすすめ管理法がある方、教えていただけると嬉しいです。
そして、もしよければ「メタマスク使い分け具体例」として、この記事に掲載させてください♪

まるげりまでリプください♪